調剤薬局の薬剤師のお仕事

調剤薬局で働く薬剤師の平均年収は500万円

調剤薬局の業界は、大手ドラッグストアチェーンがM&Aで調剤薬局を傘下に収めて調剤事業へ参入したり、大手の医薬品卸会社も加わるなど、市場規模の拡大にあわせて競争も激しくなっています。調剤薬局の業界が市場拡大するきっかけとなったのは、医療分業が国の政策として推進されるようになった1990年代からです。

生活習慣病の処方薬

現在、多くの医療機関と調剤薬局における医薬分業化が普及したため、成長は飽和状態に近いとされていますが、大手調剤薬局を中心として売上高と営業利益は伸長しています。

しかし40兆円を突破した医療費が国の財政を逼迫している昨今、医療費抑制策が推進され、薬価は改定の度に調剤薬局には厳しい数字となっています。薬価差の縮小が進むと、医療機関の院内処方の"旨味"がなくなるため、調剤薬局への依存が高まることが予想されますので、それだけ市場拡大の余地がまだ残っているとも言えるのですが、調剤薬局にとって薬価差は大きな収入源となっており、薬科差の縮小は収益面に悪影響を及ぼすことに違いありません。

今日では医療費の削減策の柱の一つとして、既存薬の後発品である「ジェネリック医薬品」の普及を国が後押しをしており、薬価改定ではジェネリック医薬品を積極的に処方している調剤薬局には手厚い報酬を設定しています。

薬剤師の勤務先として最も一般的な調剤薬局。地域や店舗により多少の差はあるものの、調剤薬局で働く薬剤師の平均年収は500万円(平均月収は40万円弱、ボーナスは約80万円)となっています。薬剤師全体に占める女性の割合は他の業種に比べて圧倒的に高い、65%となっており、給料だけで比較すると、一般的な仕事をしている女性よりもかなり恵まれている数字だと言えます。

国家試験合格後、初めての勤務先が調剤薬局の場合、年収は400万円程度ではじまり、3年ほどの勤続で500万円に近い数字になります。他の店舗もしくは病院、企業から調剤薬局に転職した薬剤師は、経験やスキルによっては600万円くらいの年収になります。同じく女性の割合が高い看護師に比べて、薬剤師はスキルや経験が年収に反映されやすいので、近年の若い薬剤師はスキルアップを目標に転職に踏み切る傾向が高くなっています。

調剤薬局の転職市場は、当初、薬学部の6年制の卒業生が大量に就職し、既に転職を考えはじめる年齢になる2015年以降は、買い手市場になるのではと予測されていましたが、国家試験の合格率が高くないため、人材不足の地域は多く、依然として売り手市場にあります。現在転職をお考えの薬剤師にとっては、好条件の調剤薬局に転職できるいい機会であると言えます。


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