調剤薬局の薬剤師のお仕事

調剤技術料、薬学管理料、薬剤料、特定保険医療材料料

調剤薬局での調剤報酬の仕組みを見てみましょう。まず調剤薬局では医療機関が発行した処方箋の内容にしたがって、薬剤師が調剤を行います。この調剤行為を「保険調剤」といい、国民皆保険制度によって国が定めて基準の下で運営されています。医療機関で処方する薬の価格、調剤薬局における調剤や服薬指導の価格などは薬価基準として全てが前もって決められているのです。調剤薬局での調剤報酬とは予め定めらたこの価格のことをいいます。

お薬手帳と薬学管理料

保険調剤を行う調剤薬局は、薬代を差し引いた調剤報酬の収入が薬局の利益になります。薬の売値である薬価基準と仕入の差のことを「薬価差」といいます。調剤報酬は「1点=10円」として計算するので、調剤報酬が500点の場合には薬代が5,000円となり、1割負担の高齢者が薬を受け取った場合には500円が請求されることになります。

調剤薬局の調剤報酬は、@調剤技術料、A薬学管理料、B薬剤料、C特定保険医療材料料の4つから成っています。調剤技術料は、処方箋の内容に沿って薬剤師が調剤を行うことに対する技術料にあたります。調剤技術料は薬の種類、残業や休日出勤、夜間勤務や、ジェネリック医薬品を使用に対して加算されます。

この調剤技術料は、さらに調剤基本料と調剤料に区分されます。調剤基本料は調剤を行う薬剤師への報酬の基本料となっており、もう一方の調剤料というのが、処方箋の指示にしたがって薬剤師が行う調剤作業に対して支払われる技術料となります。

薬学管理料は、薬の正しい服用の仕方、服用上の注意点、副作用などの薬を安全に使用してもらうための指導を患者さんに行うことに対して加算されます。薬剤料というのは、国が定めた「調剤報酬点数表」では、処方される全ての薬一つ一つに対して点数も価格が設定されており、それによって調剤薬局の報酬が異なっています。これが薬剤料です。

特定保険医療材料料というのは、糖尿病の血糖コントロールに欠かせない「インスリン注射」の針、透析療法で使用する「腹膜透析液交換セット」、在宅で寝たきりとなっている患者さんに栄養に栄養を供給する「ディスポーザブルカテーテル」など、薬以外の医療材料に対して加算されるものです。


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